2009年05月02日

カテゴリー:未分類

トゲソ観察会に行ってきた!

事務局のYです。
いつかのブログ記事でも紹介いたしましたが…
この前の日曜日、トゲソ観察会に事務局みんなで行ってきました!

「NPO法人五泉トゲソの会」が毎年開催。
場所は、五泉市の「土掘(つちぼり)」「四ツ屋新(よつやしん)」という集落。
同会は、ここにトゲソが生息する保護池を作ったとのこと。
この土地は豊富な湧水があり、トゲソの生息環境にピッタリなのだそうです。
確かに、集落全体が緑に囲まれ、空気が非常にすがすがしい!
キレイな湧水のなせるわざでしょうか…。

トゲソ保護池の前で説明する事務局長・中村さん。
いよいよスタートです。

トゲソが生息する土水路や自噴する井戸を観察します。

湧水する井戸を見入る地元の女の子たち

湧水する井戸を見入る地元の女の子たち

トゲソはふだん水草の間に隠れているそう。
なかなかお目にかかれず残念!
すでに採られていた水槽のトゲソでガマン…。

さて、ここからAコース(事務局Y)・Bコース(事務局M♀)に分岐します。

◆Aコース:講演「泉圓と山本由之の小山田紀行」
トゲソ保護池にほど近い坂田邸にて、講演会。
内容は、四ツ屋新に移り住んだ「和泉家」と、関係する「旗野家」や「市嶋家」。
それら複雑な系譜を、講師の旗野博(はたのひろし)さんが鮮やかな手つきで紐解いていき、様々な人物や歴史の中に埋もれたエピソードが、次々と掘り起こされていきます。

参加された地元の方の感想…
「この四ツ屋新は、土だけじゃなく歴史も豊穣な土地だったんですね」
との言葉に納得。

◆Bコース:湧水の道散策と魚とり
トゲソの保護池から湧水の道をゆっくり歩きながら道作川(どうさくがわ)へ。
胴長を着て、半月網を持って、川に入る。

半月網

半月網

水は冷たいがそれが心地よい。
一匹はとりたい!
でもなかなかとれない…
場所が悪い?私の腕が悪い?

ミクリが生えている場所に移動してみると!
とれた!ドジョウだ!
次にスナヤツメ!
とれるとだんだん楽しくて時間があっという間に過ぎる。寒い日だったのに汗が出た。

川からあがって、どんな魚がとれたのかおさらい。
カジカ、スナヤツメ、カワヤツメ、ドジョウ、アブラハヤ、オイカワ、トゲソなどがとれた。一番大きな収穫は、40センチにもなるカワヤツメ!

道作川にも“環境の見張り番”のトゲソがいるのにはびっくり。
トゲソの会の活動の成果がきちんとあらわれているなと思った。

◆分かれてたメンバーも合流し、いよいよ、お昼の時間。
お腹ぺっこぺこでしたが…
「とげそ米」釜炊きごはんと平飼い卵、それにお味噌汁と色とりどりのおかず!

アッという間に食べ終えて、お代わりまでしてしまいました。
1日終えて、ここは、湧水やトゲソ、和泉家に象徴されるように、豊かな自然と歴史に恵まれた土地なんだなあと実感しました。

観察会の途中、事務局・中村さんへ
「地域の人の参加はどうなんですか?」とうかがったところ…
「集落にとっては当たり前すぎるのか、地域の人の参加は意外と少ない」とのこと…。
「え~とこだプロジェクト」も流域の人々の参加が鍵になります。こうした活動を模索されている方々と共に実践し、考えていくしかなさそうだなと感じました。

◆NPO法人五泉トゲソの会ホームページ
http://www.geocities.jp/gosentogeso/index.htm

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

阿賀野川流域のSDGs(※1)を具体化していくために ◆巻頭言:大河・公害・大地という切り口から、流域の「環境」「人権」「地域」を探る   FM事業(※2)では今年度から、「阿賀野川流域の歴史や文化が織りなす光と影」への …

この度の令和6年能登半島地震において亡くなられた方のご冥福を深くお祈りいたしますとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 また、たくさんの皆さまから励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございます。 …

カレンダー

2024年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

一週間の人気記事

カテゴリー

すべて展開 | 閉じる

いただいたコメント

最近のコメント

リンク