今夜、第２０回安田裸参りを見学してきました！その迫力の様子をレポートします♪

安田裸参りの由来は次のとおりです。復活した伝統行事が２０回も継続しているのはスゴイことですね。地域の若者たちの団結の強さを感じます★

１月１４日の夜、住吉神社から安田八幡宮までの約600mを裸で駆け抜ける伝統行事。諸事情により長年中断されていましたが、平成８年に町内の有志が集い復活させました。
かつては競って飛び込んだ川も今はなくなり、代わりに大きな水槽に飛び込む若者の勇姿は必見の価値あり。
復活した伝統行事、たいまつを手に走る参加者の雄姿をお見逃しなく！
気合水も遠慮なくかけてください！

　

さて、安田八幡宮の前に到着したのは１９時１０分過ぎくらい…。地域住民の方々など、大勢の見物客が集まっていて、今か今かと裸の猛者たちを待ちかまえています。

寒い冬空の下、水を満々とたたえたプール…。今夜はまたとびきりの寒さです！

舗道に並ぶ安田瓦の灯篭オブジェが、周囲を優しく照らしだしてくれます。

プールに至る前の道路には、水のシャワーのアーチが待ち構えています。おや、道路の奥には松明の灯りが見えますね。かすかに掛け声も聞こえてきました…！

裸の勇壮な若者たちが松明を持って道路を走ってきます！子どもたちもいるみたい。

水のアーチに迫ってきました！最初の難関です！！

みんな叫び声をあげながら水のアーチをくぐり抜けていきます！

水のシャワーをくぐり抜けた裸の身体からは湯気がたっている…。

プールの前にたどり着いて、いったん停止。

いつプールに飛び込むのか…固唾を飲んで見守る見物客たち。なかなか飛び込まない猛者たちとの間に緊張感が走る！

そうこうしているうちに、周囲からバケツで容赦なく気合水をかけられる猛者たち！

みんなで肩を組んで気合を入れ直します！

さあ、寒水のプールに飛び込むのか！？

…行った！

水しぶきがあがる！

もう一人、ジャンプして…

派手にあがる水しぶき！どよめいて興奮する見物客たち！！

そこからみんな堰を切ったように、めいめいのスタイルで飛び込みます★

裸の猛者たちも見物客たちも大いに盛り上がります。

一通り飛込みが終わると、猛者たちは本社の方に向かいます。

本社の前で整列し始めて…

阿賀野市の田中清善市長と一緒に記念撮影！

その後、舞殿に移動して、市長などの挨拶後、皆で御神酒を乾杯します！

ラストは見物客がお待ちかねだった「もちまき」♪

それにしても、今夜は底冷えのする寒さでした！神社の境内の地面はツルツルに凍っていて、気をつけないと滑って転びそうなほどでした★

そんな寒い夜に嬉しかったのは、あったかい「おしるこ」と「甘酒」が振る舞われたこと!

甘酒を飲み干した後、興奮冷めやらぬまま、帰路へとつきました。

職人の町・安田には、威勢の良いイキの良い若者たちがまだかなり頑張っていて、この復活させた伝統行事を先輩から後輩へと守り継いでいると分かりました。
　
日本各地で地域が衰退し縮小していく時代ではありますが、地域の人々も見物客の方々も勇壮な若者たちから「この１年を乗り切る元気」をもらったことだけは確かです☆
　
皆さん、本当にお疲れ様でした！