「新潟水俣病と共に生きるフォーラム」(主催:新潟医療福祉大学)開催レポート!

3月3日に開催された「新潟水俣病と共に生きるフォーラム」について、あがのがわ環境学舎の研究員兼管理人の波多野孝さんが取材し記事にまとめてくださいましたので、ご紹介いたします!

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今年で5回目を迎える新潟医療福祉大学主催の「新潟水俣病と共に生きるフォーラム」が、3月3日新潟市の東映ホテルで開催されました。
今年度のテーマは「新潟水俣病の今まで、そしてこれから~患者から、新たな社会を作る若者たちへ~」でした。

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平日にもかかわらず、60名以上の参加者の中、新潟市立南浜中学校、新潟医療福祉大学の生徒と学生、福祉大学卒業生がそれぞれ実践報告を行いました。
中学生は、水俣市のホットハウスで胎児性水俣病患者との交流から、「患者さんと話したことで、初めて水俣病と向き合うことができた。これからも学び続けたい」という内容が報告されました。
大学生は、健康教室の開催を通して、「患者さんとの関わりをもち続け、さらに広げていきたい。安心して暮らせる社会づくりを目指したい」と結びました。

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卒業生で社会福祉協議会勤務の女性は、学生時代に学んだことを地域社会の中で「実際に顔を合わせ、足でかせぎながら信頼関係を築くこと」の大切さと「人の想い、願い、尊厳を大切にする」福祉の実現を主張しました。

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(写真左から、フリーアナウンサーの伊勢みずほさん、新潟水俣病安田患者の会事務局長の旗野秀人さん、新潟水俣病被害者の会会長の小武節子さん)

被害者の会会長の小武節子さんと阿賀野患者会の小川幹事は、自分の生い立ちから、水俣病の苦しみやこれからの願いについて、それぞれ発言がありました。

◆新潟医療福祉大学ホームページ

http://www.nuhw.ac.jp/

◆新潟水俣病関連情報発信事業 補助金制度について(平成27年度)

http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/1356759993587.html

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