阿賀野川え〜とこだより第18号を発行しました!

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阿賀野川流域の未来を切り開く「もやい直し」を

◆巻頭言:新潟水俣病の公式確認から50年、地域と企業が共存して生き抜く時代へ

「阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業」(FM事業)は当初、阿賀野川流域各地の歴史・文化に着目し、その光と影を読み解く中から新潟独自の「もやい直し」を模索しました。加えて、ここ数年は流域内外の企業との関係づくりを積極的に進め、地域の中で生きる企業の社会的責任(CSR※)を支援する新たな試みに挑戦しています。
 
高度成長を実現した昭和30〜40年代の日本、当時の企業活動には環境への配慮が乏しく、四大公害に代表される激甚型の公害が各地で続出しました。それから50年以上経過した現在、環境や人権に配慮したり地域貢献などを目指す様々なCSR活動に、多くの企業が熱心に取り組むなど、当時と比べると隔世の感があります。
 
一方、右肩上がりの経済成長を遂げてきた日本社会も現在は課題が山積し、特に地方は人口減少が深刻で、閉塞感を打破すべく地方創生が盛んです。地域の持続可能性を担保する「稼ぐ力」も注目される昨今、地域の中における企業の重要性はますます高まりつつあり、今後のFM事業でも両者を橋渡しする役割を担っていきます。

◇特集1 ふるさとの環境づくり企業が取り組むCSR情報発信フォーラム(第1回)を開催します!

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阿賀野川流域で公害の発生が確認されてから50年が経過した現在、当時の企業活動とは異なり、環境・人権・地域貢献など様々なCSR活動が盛んです。しかし、せっかくの成果を社会や地域にうまく伝達できていない企業も少なくありません。本フォーラムでは、㈱伊藤園・クラレテクノ㈱・麒麟山酒造㈱・昭和電工㈱などの事例を通じて、CSRにおける情報発信の意義やメリット、手法について皆さんと共有します。
 
◆関連記事:【H28.3.29参加者募集】ふるさとの環境づくり企業が取り組むCSR情報発信フォーラム(第1回)を開催します!

◇特集2 地域再発見講座(第15・16回)レポート

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新潟水俣病の原因工場である旧昭和電工㈱鹿瀬工場内で初めて地域再生イベントを開催した地域再発見講座(第15回)「旧昭和電工㈱ものがたり~カーバイト電炉の輝き・企業城下町の記憶~」、FM事業でこれまで収集した昔の貴重な写真をもとに阿賀野川・近代の「光と影の歴史」を丸ごと学べる地域再発見講座(第16回)「下流から上流へ写真で旅する 阿賀野川・近代ものがたり~イザベラ・バードから近代産業まで~」を開催した様子をレポートします!
 
◆関連記事:地域再発見講座(第15回)「旧昭和電工㈱ものがたり~カーバイト電炉の輝き・企業城下町の記憶~」開催します!

◇特集3 阿賀野川え〜とこだ!流域通信

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昔の阿賀野川流域にまつわる貴重な写真群が続々と集まりつつあります。昨年末にはかつて昭和電工㈱鹿瀬工場で製造していた肥料の原料となった石灰岩を運んでいた索道を撮影した貴重な写真が見つかりました。他にも、このように最近に発見された貴重な写真を使ったパネル展示(草倉銅山パネル展や「阿賀野川・光と影の近代ものがたり」)も開催されています。阿賀野川流域の昔の写真はまだまだ収集中なので、電子データとして保存されたいという方はぜひご連絡ください!
 
◆関連記事:平成27年度パネル巡回展のご案内

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◇インフォメーション

  1. 新潟水俣病トーク&ライブ開催レポート

    • 新潟水俣病公式確認50年事業の一環として、新潟県及び新潟市が被害者団体と恊働して、「新潟水俣病トーク&ライブ~恵み豊かな阿賀の流れに~」を1月30日に県民会館にて開催しました。当日は加藤登紀子さんのトーク&ライブを始め、多彩な催しが行われましたので、その一部を写真とともにレポートしました!
  2. 当日の様子を撮影した写真の一部

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◆阿賀野川え~とこだより第18号(※バックナンバーページへ)

https://aganogawa.info/backnumber#anka19

〇阿賀野川え~とこだより第18号P.1~3、8(PDF形式:4MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2016/02/eetoko18_1-2.pdf

〇阿賀野川え~とこだより第18号P.4~7(PDF形式:4.8MB)

https://aganogawa.info/wp/wp-content/uploads/2016/02/eetoko18_3-4.pdf

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開催中の令和5年度パネル巡回展「阿賀野川流域地域 水と大地のSDGsをさぐる 【大河編】 清らかな水を守り活かす持続可能な豊かさとは?」       阿賀町の道の駅「阿賀の里」(観覧時間:9時~16時)では、展示期間が延 …

阿賀野川流域のSDGs(※1)を具体化していくために ◆巻頭言:大河・公害・大地という切り口から、流域の「環境」「人権」「地域」を探る   FM事業(※2)では今年度から、「阿賀野川流域の歴史や文化が織りなす光と影」への …

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